アプスレイハウス・ロンドン / Apsley House

July 04, 2016

ロンドンには貴族の館だったところが今では美術館になっており、中を見学することが出来るところが多くあります。



今回ご紹介するのはApsley House(アプスレイハウス)。


ハイドパークとセント・ジェームス・パークに挟まれたところに位置しています。

ここはウェリントン提督のタウンハウスだったところ。
彼はウォータールーの戦い(フランス語読みだとワーテルローの戦い)でナポレオンに勝利した軍人であり、またイギリス首相にもなった人。

Velasquez
Apsley Houseにはヴェラスケス、カラヴァッジョ、ルーベンス、ゴヤなど名だたる巨匠の絵画が常設展示されています。
その他にもヨーロッパ各国の皇帝や王様からウェリントン提督へ贈られたの感謝の品も展示されています。

Waterloo Gallery
建物の内装は復元ではなく、建てられた当時のオリジナルを良い状態で出来るだけ残しているそう。
ですので絵画だけでなく18世紀の貴族の邸宅の様子を垣間見ることのできる良い機会です。

ところでコチラの建物の正式な住所は"149 Picadilly"なのですが、"No. 1 London"としても通用しています。

Aspley Houseが位置しているのはPicadillyの通りの一番端っこ。
以前はこの建物のすぐ横にロンドン市内に入るための料金所のようなものがありました。
そしてロンドンに入ってすぐの家ということで"No. 1 London"と呼ばれる様になったそうです。

正式な住所ではありませんが、"No. 1 London"を宛先として手紙を書いてもAspley Houseに届くとの噂。
Aspley Houseに用事のある人は是非書いてみてください。


http://www.english-heritage.org.uk/visit/places/apsley-house/


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