マリー・アントワネット展・六本木 / Marie Antoinette

February 01, 2017

女性であれば彼女の生活、ファッション、パステルカラーに囲まれたイメージに惹かれたことが一度はあるのではないでしょうか。


フランス王妃マリー・アントワネット。


愛用品や肖像画などによって彼女の一生を感じ取れる美術展が六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されているので見に行きました。


伺ったのが土曜日で、待ち時間が70分。
大変な賑わい。
マリー・アントワネットの人気の高さが伺えます。

目玉はやはり王妃お気に入りの画家ヴィジェ・ルブランが描いた肖像画。

当時、貴族は画家の前でポーズを取ることは無かったようですが、ヴィジェ・ルブランの場合は別。
マリー・アントワネットがポーズを取ってくれていたため、特別な信頼関係があったことが分かります。

Élisabeth Louise Vigée Le Brun / Marie Antoinette, 1783

透明感のある肌。
下地に白や青を重ねて王妃の美しい肌色を作り出しています。

そして華やかで流行のドレスを着た肖像画はヴェルサイユの女性たちを魅了しました。



王妃の居室を再現したお部屋はパステルグリーン。

William Hamilton / Marie Antoinette being taken to her execution, 1794

そのような華やかな生活から一変し革命によって王妃は塔へ幽閉されてしまいます。
そこから処刑場へ向かうウィリアム・ハミルトンの絵は、そのドラマチックな構図からハラハラさせられてしまいました。

天を仰ぎ見ながら馬車に乗り込もうとする白い服を着た落ち着いた様子の王妃。
対象的に荒々しく彼女に向かって罵声を浴びせる女性たち。
この数分後に王妃の命が処刑台で断たれると考えると胸が締め付けられる思いです。


会場を出ると目の前にはこんな美しい東京の景色が目の前に広がっていました。


混雑しているのでジックリ見る気力が失われてしまいますが、マリー・アントワネットの波乱に満ちた一生を理解できる展覧会自体は楽しめました。

2月26日まで開催。




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