ソウルだけじゃない韓国へ。歴史とカフェを巡る韓国中部の旅
June 01, 2026韓国旅行と聞くと、ソウルや釜山を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん都会ならではの華やかさも魅力ですが、今回私が訪れたのは、韓国中部に位置する清州市・大田広域市・全州市・南原市・扶余郡。
歴史ある文化や昔ながらの街並みが今も大切に受け継がれ、人々の日常がゆったりと流れる場所でした。
観光名所を巡るだけではなく、その土地の暮らしや文化に触れながら過ごす時間。
歴史と伝統文化が今も息づく韓国
今回の旅では、百済の歴史や朝鮮時代から続く伝統文化に触れる機会がたくさんありました。
南原市にある広寒楼苑。
朝鮮時代を代表する庭園の一つで、美しい池や建物、手入れの行き届いた庭園が広がります。
韓国歴史ドラマや映画のロケ地としてもよく使用されているそう。
韓服を着て園内を歩いていると、まるで時代をさかのぼったような気分に。
日本とはまた違う韓国の美意識や建築文化をゆっくりと感じることができました。
続いて訪れた扶余郡では、百済文化を今に伝える国立扶余博物館へ。
館内では韓国の国宝「百済金銅大香炉」を間近で鑑賞。
高さ約61cmの大きな香炉。
龍や仙人、鳳凰などの繊細な装飾や高度な技術から、当時の文化の豊かさが伝わってきます。
さらに、ユネスコ世界遺産にもなっている百済時代の五層石塔が残る定林寺址では、静かな空気が流れる広い敷地を散策。
百済の首都でもあった扶余。
何百年もの時を経てもなお残る歴史に、思わず足を止めて見入ってしまいました。
そして全州市の韓屋村では、瓦屋根が連なる韓国らしい景色が広がります。
路地を歩くだけでも楽しく、伝統建築と現代の暮らしが自然に共存している様子がとても印象的でした。
歴史と日常が交差する街・清州
今回の旅で特に印象に残った街が、韓国中部の清州市。
派手な観光地というよりも、歴史あるスポットと人々の日常が自然に溶け込む街。
その空気感がとても心地よく感じられました。
かつて韓国大統領の別荘として使われていた青南台。
過去6人の大統領が利用し、プール、ゴルフ場なども備えていた立派な施設。
大統領が休暇でここに宿泊することになると、警備も強化され何千人もの軍人が招集されたのだとか。そして青南台で警備に当たることのできる軍人の身長は175cm以上でイケメンという規定もあったんだそう。
豊かな自然に囲まれた広大な敷地には落ち着いた時間が流れ、ゆっくりと散策を楽しめます。
市内中心部にある清州ユッコリ総合市場では、一気に街の表情が変わります。
地元の方々で賑わう市場には、高麗人参や色鮮やかな穀物、新鮮な食材が並び、歩くだけでも新しい発見の連続。
観光地では味わえない、韓国の日常に触れられる場所でした。
そして上党山城では、立派な南門と長く続く城壁が印象的。
地元の人達の憩いの場でもある場所。
歴史ある景色と豊かな自然が調和し、静かな時間を過ごすことができました。
旅先だからこそ出会えるカフェ時間

大きな窓の向こうには豊かな緑が広がり、自然に包まれるような空間。

観光の合間に立ち寄るだけで、心までほっと落ち着くような居心地の良さがありました。
大田では、地元の人なら誰もが知る人気ベーカリー聖心堂へ。
午前8時のオープン前には店前に必ず行列が出来ており、早いときには午前1時から並んでいる人もいるんだとか。
店内いっぱいに並ぶ焼きたてのパンを前に、どれを選ぼうか迷う時間さえ幸せ。

私が特に感動したのは、聖心堂の名物「揚げそぼろパン」。
外はサクッと香ばしく、中はふんわり。甘さと塩味のバランスが絶妙で、一口食べた瞬間に人気の理由がわかりました。
実はあんドーナツが大好きで、旅先でも見つけるとつい買ってしまうのですが、この揚げそぼろパンはこれまで食べた中でもベスト3に入ると思うほどのおいしさ。
パン好きの方はもちろん、あんドーナツ好きの方にもぜひ一度味わってみてほしい一品です。
今回の旅で改めて感じたのは、韓国にはまだまだ知らない魅力がたくさんあるということ。
歴史ある建築や文化財に触れ、ローカル市場で人々の日常を感じ、その土地ならではのカフェでひと息つく。
そんな何気ない時間の積み重ねが、旅をより豊かなものにしてくれました。
ソウルのような華やかな都市とは違う、穏やかな空気が流れる韓国中部。
「韓国は何度も行ったことがある」という方にこそ、ぜひ訪れてほしいエリアです。
きっと、まだ知らなかった韓国の魅力に出会えるはず。















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