ベーカー・ストリート駅の穴 / Baker Street Station
November 08, 2015イギリス ロンドンは世界で初めて地下鉄が開通した場所です。
メトロポリタンラインのパディントン駅~ファリンドン駅が開通したのが1863年。
今から150年も前の話です。
名残として駅構内の天井に穴があいているんです。
現在は白いタイルで塞がれてしまっているのですが、開通当時は地上に貫ける穴でした。
何のために作られたものかおわかりでしょうか。
150年前に地下鉄が出来たといっても現在のように電気で動いているわけではなく、機関車でした。
想像してみてください。
石炭で動いている機関車は煙をもくもく吐き出します。
その煙が行き場もなく地下にとどまってたら乗客はみんな真っ黒になってしまいますし、空気も悪いですよね。
そこでこの穴(通気口)が作られ、煙が地上に行くようにしてたようです。
ベーカー・ストリート駅はシャーロック・ホームズの物語の挿絵が壁画になっている箇所もあり見どころのある駅になっています。
0 comments