大昔にローマ帝国が繁栄していたころ、イギリスもローマ人に支配されていました。



その名残の一つがロンドンウォールで、Cityの至るところで見ることが出来ます。


そしてローマ人が好きなものと言ったら、お風呂ですよね。

イタリアの遺跡でも公共浴場が数多く見られます。


イギリスではバースのローマン バスが世界遺産にも登録され有名ですが、実はロンドンの中心でもローマン バス見られるんです。




本当です！！


コートールドギャラリーも入っているサマセットハウス近くにSurrey StreetというStrandからテムズ川方面に伸びる道があります。

この道を南の方に歩いて行くと右手に金網扉付きの怪しいトンネルがあります。




そのトンネルを抜け、これまたうす汚い階段を下り、右へ向かうと、お風呂の小さな看板が出ています。

気をつけないと見逃してしまうくらい地味。



このお風呂はNational Trustによって建物内で管理されており、個人で行くと窓越しに見ることしかできません。
ですが、団体で前もってアレンジしておくと内部に入らせてもらえます。


バースのお風呂よりもかなり小さな規模ですし、見栄えがあまり良くないのでガッカリするかもしれません。
でもロンドン市内でもこのようなローマ風公共浴場が残っているなんて驚きです！


チャールズ・ディケンズの『デイヴィッド・コパフィールド』内でもこのお風呂について言及されているんですよ。




Roman Bath in London
住所：　5 Strand Lane, WC2
最寄駅：　Temple