イギリスのクリスマス / British Christmas
December 04, 2015皆さんが思い描いている"外国のクリスマス"ってどんなものでしょう。
西洋のクリスマスは日本のお正月のように家族で過ごすイベント。
実家でユックリ過ごす人がほとんどです。
今回はイギリスのクリスマスについて挙げていきたいと思います。
1)Father Christmas
サンタさん。
イギリスではサンタクロースの事をFather Christmas(ファザークリスマス)と呼びます。
もともとはサンタクロースと異なったキャラクターを指していましたが、いつのまにかサンタさんのことをFather Christmasと呼ぶようになったそうです。
もちろんSanta Clausでも通じますが、Father Christmasのほうが良く聞く名前かもしれません。
2)クラッカー
日本でもお祝いごとの時にクラッカーを鳴らしますよね。
イギリスではクリスマスクラッカーを鳴らします。
(トイレットペーパーの芯のような)チューブ形の固めの紙にカラフルな包装紙が巻きつけられている形状。
両端を引っ張るとちょっとした破裂音とともに紙が破れます。
中にはプラスチックの小さなオモチャ、ジョークの書かれた紙、紙の王冠など。
紙の王冠は子供から大人まで結構な確率で嫌がらずにみんなかぶっています。
3)クリスマスプディング
日本のプリンとは全く異なる食べ物。
ドライフルーツ、ナッツ、香辛料、アルコールがたっぷり入った黒いケーキです。
自家製のものですと夏頃から作り始めるところもあるようです。
クリスマスディナーの際、食べる直前にさらにブランデーをかけ、火を付けます。
アルコールがよく染みこみ、しっとりしたプディングがおいしいんです。
クリスマス前だけでなく、一年中クリスマスプディングが販売されており、夏頃にハロッズやフォートナム・アンド・メイソンで購入していました。
ちなみに、日本で販売されているようなクリスマスケーキは存在しません。
4)散歩
12月24日の午後から12月26日の早朝までお店は閉まり、交通機関も全てストップしています。
これは大げさでも何でも無く、デパートや映画館などはもちろんのこと、コンビニ的なお店もタクシーもバスも何もやっておらず、街は静まり返っています。
何もやることがないので、寒い中、白い息を吐きながら公園を散歩している家族をよく見かけます。
いかがでしたでしょうか。
日本のクリスマスの過ごし方とはもちろん違いますが、これらはアメリカのものとも異なっています。
まだ他にもイギリスの伝統的なクリスマスの行事や食べ物はありますので、それはまた別の機会にお伝えします。
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