薪能 / Takigi Noh

October 07, 2015

年に1度の増上寺で行われる薪能を観る機会がありました。




もともとは東京タワー辺りにあった能楽堂で催されていたようですが、戦災で建物が無くなり、伝統芸能も断つこととなってしまいました。
しかし昭和50年代に増上寺境内で復活され、今に至っています。



優美なお着物を身にまとう方々もちらほら。
私も着ていけば良かった…。



















舞台は重要文化財の三解脱門、グラント将軍が植えたとされる大きな松を背にしており、能は増上寺本尊の阿弥陀如来に奉納されます。

まず大梵鐘の開始の合図が鳴り響き、法要が始まります。
どこからか一緒に響き渡る涼しげな秋の虫の音色。





そして薪に火が入り、能が始まります。

舞台が火で照らされて、幽玄な世界。

今回の演目は

能 杜若
狂言 昆布売
能 小鍛冶


あらすじを前もって頭に入れておいたのですが、能は言葉や踊りの意味が分から無いままでした。
しかし優美で独特な魅力があるのは間違いありません!





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