リバティ百貨店と日本 / Liberty
March 24, 2016イギリスには日本でも知られているデパートがいくつも存在します。
ハロッズ、セルフリッジズ、ジョン・ルイスなど。
リバティ柄で日本でもお馴染みのリバティも歴史あるデパート。
去年2015年には創業140周年を迎えた老舗百貨店です。
現在ユニクロとのコラボもしていますよね。
今ではサンローラン、マックイーン、イザベル・マランなどなど世界中の高級ブランドが入っているデパートですが、もともとは日本を始めとする東洋の工芸品を販売する小さなお店でした。
リバティがオープンした1875年、日本では江戸時代が終わった頃。
鎖国が解かれ、今まで目にすることのなかった日本の伝統品が海外に広まったこともあり、ヨーロッパでは日本美術が注目されていたのです。
東洋のものを中心に扱っていたという名残と言えるものがリージェントストリートに面した建物に現在でも見られます。
2階部分のバルコニーに置かれた仏像のようなもの見えますでしょうか。
もうちょっと離れたところにも2体いるため合計4体鎮座。
ロンドンの街にあまり似合わない七福神のような像。
肋骨が見えてる人、福耳を持った人、怖い顔をしている人など容貌はそれぞれ異なっていますが、オリエンタルな雰囲気を持っています。
普段ここを歩いていると上の方に目をやらないのでなかなか気づかないかもしれません。
人通りも多いため、ぼんやり上なんか眺めていたら邪魔になってしまいますし。
現在は1F部分が他のテナントになってしまっていますが、私が小さい時は1F部分もリバティの一部だった気がします。
上階はどうやら今でもリバティのオフィスとして使用しているよう。
ちなみにチューダー様式の建物が有名なデパート自体はこの真裏に位置しています。
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