ルートマスター二階建てバス / Routemaster

March 17, 2016

前回はロンドンの観光名所を巡ってくれる15番バスについてお伝えしました。


今回は15番のルートを走っているルートマスターの乗り方について書いていきます。

時々東京でも見かけることのある伝統的な形の二階建てバス。





出入口は後方に一箇所だけあります。
扉は付いていません。



停留所でバスに乗り込むと車掌さんが目の前に見えます。
この時点ではトラベルカード、オイスターカードを提示する必要ありません。

1階なり2階なりすぐに席を確保してください。
乗客の安全を確認することも無く、人が乗り込んだと思ったらすぐに発車することがあります。

ここで注意すべきことは、2階部分で立つことが出来ないということ。
2階では乗客は席を確保して座ることが義務付けられているので、席が無かったらすぐに諦めて1階に降りてきてください。
1階で立つことは可能。

これは通常のバスも同じルール。


しばらくすると出入口に立っていた車掌さんが車内を回ります。
「Ticket please」と言う人も居るし、無言で見つめてくる人も居ます。
とりあえず車掌さんが近づいてきたら、トラベルカード / オイスターカードを差し出してあげてください。

バスの中でチケットは購入出来ません。


いつも感心するのが、一度チケットを見せた人には再度チケットの提示を求めないということ。
バスには色々なタイミングで入れ替わり立ち替わり人々が乗ってきます。
人々の顔をきちんと認識してくれているようで、新しく乗車してきた人だけチケットを確認するのです。

私のアジア人顏が他の人より覚えやすい顔立ちだからという訳ではなさそう。






降りるときには天井に付いている白いヒモを引きます。
(上の写真では右上にヒモが付いています。)
それが下車ブザーの代わり。

「チンっ」と頼りない音。

そうすると次の停留所でバスの運転手さんが停めてくれます。


ただ、日本のバスのように次の停留所のアナウンスが流れません。
ですので車掌さんに行きたいところを乗車した際に伝えておくと、降りるべき停留所のところで叫んで教えてくれます。

地下鉄もそうですが、2005年くらいまで車内アナウンスがありませんでした。
ロンドンオリンピック開催が決定した後くらいから、観光客にも分かりやすいロンドンを作っていったのだと思います。

新しいタイプのバスであればアナウンスまではありませんが、小さな掲示板で次の停留所を確認できます。

必要最小限の案内のみ。

東京のバスのアナウンスがうるさすぎると感じてしまいます。


最初にも言った通りルートマスターにはドアが付いていません。
ですので停留所でないところでも信号待ちの最中に乗り降りが可能。

しかし、突然バスが動き出したりバイクが横切ったりして事故に巻き込まれる可能性があります。
無理せず停留所でお行儀良く待っている方が身のためです。

楽しい観光旅行にしたいですもんね!




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