旅するルイ・ヴィトン展 / Voles Viguez Voyagez LouisVuitton Exhibition

May 18, 2016

紀尾井町で行われている「旅するルイヴィトン」に行ってきました。




1週間のうちに2回も!

あまりにも見応えある回顧展だったのです。
まだ見に行きたいくらい。



1978年に初めてルイヴィトンが日本に出店したのが紀尾井町。
そこにほど近い場所にテンポラリーの巨大な会場が建てられています。


ヴィトンの歴史を人々の旅行の仕方の変化とともにトランクやバッグの形の移り変わりを見られる貴重なアーカイブ展です。



こちらは「スティーマーバッグ」。
船で世界を旅する時、折りたたんでトランクの底に入れておきます。
そして使用済みの洋服や下着をトランクとは別にこのバッグに詰め込んでいくのです。

私の曽祖父が1920年〜30年代くらいに船で世界中を旅しており、神戸からロンドンまで約40日間の航海だったと聞いています。

その間、洗濯も出来ないわけですから確かに洗濯が必要な洋服は新しい服と別にしておきたいですよね。

私なら東急ストアとかのスーパーのレジ袋に入れてしまうんですが…。



そして探検旅行が盛んな時代には折りたたみ式ベッド。



さらに移動手段に自動車や飛行機が採用されると、バッグも軽量化していきコンパクトに。

時代の変化によって必要なバッグの形も変化していくのが面白かったです。

また異なる空間での展示方法も面白い。




こちらは列車での旅を紹介するコーナー。
部屋が車内をイメージしており、まるで一等車に乗っているかのよう。

ソファやカーペットはアールデコの模様。

窓には移り変わる景色も映し出されています。



板垣退助が使用していたトランク。
上部にITAGAKIの文字。
顧客名簿にも1883年1月に購入と記録が残っているそう。

この中に洋服ではなく、日本政治のために資料や書籍を入れていたのでしょうかね。

そして往年ハリウッド女優もヴィトンを愛用しています。



中央のトランクはグレタ・ガルボのシューズトランク。
実際に彼女が履いていたフェラガモの靴も並んでいます。

ハリウッド女優のちょっとしたプライベート部分を覗けた気分。



最後のお部屋では工房の職人さんが制作過程を見せてくれています。

会期は6月19日まで。






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